「Eagle Flight」レビュー

#ゲーム情報

タイトル ジャンル 日本語対応
Eagle Flight 鷲シミュレータ 吹き替え音声あり
各種表記も翻訳漏れ等なし(誤訳等は多少あり)

#プラットフォーム/価格

Oculus Home Steam PS Store(PSVR)
¥ 3990 ¥ 5184 ¥ 5184

#プレイ動画

#ゲーム概要

人類が消失してから 50 年後のパリを鷲となって飛び回るゲーム。
ゲーム要素としては敵を撃ち落とすシューティング要素や、
魚を急降下して捉えるハンティング?要素もあるが、
いかに早くコースをクリアするか、というタイムアタック要素がメインとなる。シングルプレイの他にも 3vs3 のマルチプレイがあるが、
Oculus 版しか出ていない現状(2016/11/01)では
人が全くいないためプレイすらできない状態。

#操作

NOTE: 注釈等ない場合は Oculus Rift & XBox One コントローラ環境でのキーアサインです(キーコンフィグが存在しない)

ピッチアップ/ダウン ローリング ターボ 減速
頭を上/下に向ける 頭を横に傾ける("首をかしげる"動き) R トリガー L トリガー

この他にも、ストーリーをすすめるに連れて攻撃や防御もできるようになる(コントローラ操作)。

頭を物理的に使って移動するのは非常にシンプルで直感的でとても心地よく、爽快。ただ、頭を横に向ける(頭を左右に向ける)動作でも左右に方向転換されてしまうため、鷲視点での町並みをゆっくり眺める、といったことができないのが残念。まぁホバリングもなければ巣以外への着地もできないため、そんなことしたら何かにぶつかって「墜落しました」となるだけかもしれないが。

方向転換には左右を向く方法よりも頭を傾ける方法が強く推奨されている。ただ急な左右移動には前者の方法の方が有効だったりもするので、基本後者の方法、状況次第で使い分けたり併せて使うというのが個人的にはおすすめ。

#酔い度

★★☆☆☆

所謂「VR 酔い」というものはそこまで感じなかった。ただ VR 環境に慣れている上、そもそも VR 酔いしにくい体質であるため、酔いやすい体質だと酔ってしまうかもしれない。それでも他のタイトルに比べたら酔い度はかなり低い部類に入ると思う。

星を2つとしたのは、「酔い」とは少し違うのだが、頻繁に頭を左右に傾けて操作するために、ゲームを終了してヘッドセットを外したあとの気持ち悪さが最初酷かったため。平衡感覚が曖昧なような、勝手に頭が傾くような、そんな感覚。これに関しては 2 回目にプレイした時には大したレベルではなくなっていた。

うちの VR 環境はトラッキングセンサーがどうやら少し傾いた場所にあるようで微妙に視界が斜めっている。もしかしたらこういった環境で頭を頻繁に傾けるとこうなるのかもしれない。別にこのゲームのためにというわけではないが、センサーはちゃんと水平の出ているところに置きましょう。

#VR 感

★★★★★

構造物の中を飛び抜けるコースや木々の鬱蒼とした廃墟の町並みを、ターボしつつ加速ポイントを通り抜けていく爽快感はまさに VR のこのゲームでしか味わえないものだと思う。木々や建物が猛スピードで横をすり抜けていくこの感覚はまさに VR ならではの体験であり、VR プラットフォームを買って何をやればいいのか迷っている人、他のゲームで「VR ってそんなでもなくね?」と思い始めた人にはぜひやってみてほしい。

ゲームプレイを録画してあとで眺めてみるとわかるのだが、明らかに速度感が違う(当たり前だが…)。感覚としては平面プレイの倍近い速度は出ているような感じ。なので、ゲームをやったことがない人が買うかどうかの参考に動画を見る場合はそのことを念頭においたほうがいいと思う。

ただ、操作性のところでも書いたようにゆっくり周りを眺める機会がないため、ゆっくりと VR 体験をしたいという人には向かないかもしれない。

また、モデル・テクスチャが半アニメ町のわりとシンプルなもので、どこも似たような景色だらけのため、あまり「廃墟のパリの街にいる」といった感覚は得られなかった。パリに住んでる人ならまた違うのだろうが…。

#ゲーム性

シングルプレイは「コースをクリアする」「魚を n 匹捕まえる」「敵のコンドルから味方の鷲を守る」などといったミッションをこなしていき、次のミッションをアンロックしながら行動範囲を広げていく、というもの。いずれのミッションも制限時間があり、クリア時間によってスコアが変動する。また、クリア時間でのランキング機能もある。

壁にぶつかったり水中に入ってしまったりすると「墜落しました」、つまりゲームオーバーとなる。デスペナルティ等は特になく(そもそも失うものが殆どない)、ミッション中の場合はそのミッションを最初からやり直すことになるだけである。また、衝突時は直前で視界がブラックアウトするため、「ぶつかる!!!」感はだいぶ緩和される。ここは良いと思う人と悪いと思う人に別れるかもしれない。

難易度はストーリーを進めていくだけならそこまで難しくはない。

ただ、タイムアタックはともかくとして、全てのミッションを星3つ(最高ランク)でクリアしようとすると結構難しい。例えば輪くぐりのエキスパートチャレンジ(ストーリーには関係のない挑戦ミッション)なんかだと、そもそも障害物が多くぶつかって墜落し易いコースを、全ての加速ポイントを通過した上で、くぐる輪っかの全体の 5 割近いもののど真ん中を通らなければ星3つとれない、といった感じ。俺が下手なだけかとも思ったけどリーダーボード見ると多分そうでもないはず。はず…。

また、海外ゲーらしく次に何をするか明確に提示されない。そのため日本のビッグネームのゲームばかりやっているような人や、普段ゲームをやらないが VR 機器を買ったからやってみよう、というような人にはそこが少しきついかもしれない。

#まとめ

  • VR ならではの体験が存分に味わえる
  • 普段ゲームをやらないライトユーザからタイムアタック大好きなヘビーユーザまで楽しめる
  • PCVR ゲームの中では殆ど見かけない完全日本語対応
  • 操作がシンプルで直感的

値段は高くもなく安くもなくといった感じだが、既存の VR ゲームに飽きた人、VR ゲームにエントリーしてみたい人にはおすすめのゲームだと思う。